2022.07.01
幼児期の発達
発達障害の特性だけではない、子どもの個性と発達過程
発達に偏りがあり発達障害を心配する時、子どもの困っている状態のすべてが障害のために起こっているように感じてしまうことがあります。
障害の心配をなくしたい気持ちから、今の状況をすぐに変えたくなることもあるかもしれません。
成長の中で見られる子どもの姿を、障害特性という尺度だけで見るのではなく、その子の個性あるいは発達の過程とみる視点が非常に大切だと感じます。
発達障害の主な障害は自閉症スペクトラム・注意欠陥多動障害・学習障害で、診断基準はそれぞれありますが、あてはめることが重要なのではありません。
例えば、コミュニケーションの苦手な子どもがいて、自閉症スペクトラムの障害特性という視点、発達過程として他者とのかかわりの経験が十分に重ねられていない可能性、その結果今の段階では恥ずかしがりという個性、様々な視点から子どもを見て、今の姿をいったんそのまま受け止め、次にどのような変化に向かっていくかの見通しを持ちながら関わることが重要です。
そのような視点は親だけでは難しい面があると思います。
児童発達支援では、経験のあるスタッフが様々な視点からお子様の状態の理解に努めます。
障害の有無にかかわらず、子どもを見る視点を広げるためにも、心配がある場合は是非お気軽にご相談いただきたいと思います。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
