ゲーム障害への対応②
ゲーム障害・ゲーム依存症に子どもをさせないために、まずは親子のかかわりを見直し、ゲーム以外の楽しい時間を増やすことが大前提です。
そのうえで必要なら、使用の適切なルールを考えましょう。
ルールを設ける時に最も大事なことは、大人の押しつけにしないということです。
もちろん危険回避や倫理的な観点から、毅然としたルールが必要な場合もありますが、大人のしてほしいことを押し付けるために「ルール」「約束」を使うのは良くありません。
約束やルールは、たとえ相手が子どもであっても、双方が納得したものである必要があります。
それが、ルールを守る意識につながるのです。
ゲームや動画視聴のルールを設ける場合、2つの点を子どもと話し合いましょう。
<場所・時間を決める>
場所はできれば大人の目が届くところが良いですが、子どもが自分の部屋などで使用したいと主張する場合は、双方の言い分や理由を話し合って決めましょう。
時間は、例えば「1日1時間」より「4時から5時まで」と規定した方が守りやすいですが、家庭の状況にもよりますので、話し合って決めます。
提案する時は、親が求めることとその理由を、子どもにもわかるように伝えることが大切です。
事前に整理しておくと良いでしょう。
子どもにも考える余裕を与えてあげます。
<例外のルール>
何事も例外を設けていないと、結果的にルールを破ることにつながります。
ルールは守るために決めるのですから、「こうあってほしい」という親の願いを優先せず、「これなら守れる」と思えるルールにすることです。
例えば、「どうしても終われない時(ゲームは途中でやめにくい場合もあります)は、翌日分から30分まで前借りできる」等が例外のルールにあたります。
有効なルールを設け実際に守ることができたら、それは規律を守る成功体験となり、ゲームの制限のためだけではなく有意義です。
長い目で見た成長へつながるように願います。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
