コラム

2020.01.01
発達障害について

言葉の遅れ - 3

言葉に遅れがある場合、「刺激が届きにくい」という子どもの状態が考えられます。
特に発達障害の子どもたちは、耳から入った音を適切に選別できなかったり、大人の意図を共有できなかったりするために、適切なインプットにつながっていないことがあります。
コペルプラスでは、「より届きやすい刺激」を意識した言葉の課題を行います。

・共同注意


相手の注意がどこに向けられているかを理解するスキルです。
これが獲得されていないと、大人が自然とかけた言葉が何を示しているのかが認知できず、言葉が通り過ぎていくような状態になってしまいます。
意図的に成立させるために、子どもの注意が向きやすいおもちゃを使って、注目した瞬間を逃さず、先生が目線や指差しで注意を共有している体験を促します。
自然と興味を向けている対象があるので、刺激が入りやすい状態になっています。

・擬音語を使ったやりとり


擬音語は音に注意を向けやすく、行動が出やすくなる効果があります。
たとえば、靴を上手に履けない子どもに、「もっと力強く」では伝わらなくても「ギュッ!」と声をかけると自然と足に力が入ることがあります。
そのような効果をねらい、「ポトン」で入れる動作を、「ジャー」で出す動作を促す課題があります。
「入れる」という言葉では行動につながらなくても、「ポトン」だと自然に動作を行ってくれます。
ほかにも言葉の刺激が届きやすくなるよう工夫した課題がたくさんあります。
無理に言葉を言わせようとするのではなく、自然なやりとりから引き出すことを目指しています。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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