2021.11.15
発達障害について
失敗を楽しむゲーム
「失敗が苦手」なお子様へ、大切な姿勢は「長い目で成長を見守る」ことですが、苦手さを和らげるために、こんなゲームはどうでしょうか。
例えば文字をなぞるのに、はみだすのが苦手で、「消して直せばいいよ」と言っても立ち直れず、書くことを嫌がるようになった、というような場合。
そんな時は「わざとはみ出すゲーム」を行ってみます。
塗り絵や迷路で、「今日は、はみ出したら1点」とまずは先生が「あー!はみ出した!」と大げさにやって見せます。
そして「はみ出したら1点だから、ペル君スタンプ!」とはみ出した箇所にスタンプを押します。
様子を見つつ「やってみて」と促し、「かっこいい『はみ出し』だね!」とスタンプを押してあげます。
事前に「とっても良く消える消しゴム」を見せておき、最後にはみ出した箇所を消して「はみ出しがなくなったね」としてあげるのも良いでしょう。
「はみ出したらこの消しゴムで消せばいい」と事前の心構えにつながります。
書くことに強く抵抗がある場合は、積み木を10個積む遊びで「わざと途中で倒す」等、抵抗がなさそうなものから始めます。
「積み木はかたいから倒しても割れない」と事前に確認しておきます。
どんなことも、成功体験から行動や思考は変わっていきます。
生活の中で受け入れるのが難しいのであれば、ゲームとして楽しめるように工夫し、成長につなげてくれたらと願います。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
