2020.10.01
発達障害について
発達障害の子どもへの対応
発達障害の子どもへの対応で、こだわりによって「○○したい!」「○○したくない!」と、主張されることがあります。
人とのかかわりのなかでは、「主張」と「受容」、あるいは「拒否」の関係がおこりますが、相手が子どもであり、加えてこだわりという個性があると、対応に頭を悩ませることもあります。
円滑なコミュニケーションのために、「傾聴」という姿勢を耳にされたことがあるでしょうか?
読んで字のごとく、相手の話に熱心に耳を傾けることです。
これは、子どもへの対応にも、非常に大切な有効な姿勢だと思います。
相手の意見にすぐに答えを出すのではなく、まずはしっかりと話を聴くこと。
「しっかりきいてくれた」と感じるだけで、その後のコミュニケーションはぐっとスムーズになります。
子どもに対しても同じです。
「そうしたいんだね」「そんなにいやなんだね」とまずは受け止め、共感すること。
どうしてもその願いを叶えられないとしても、「あなたの気持ちを受け止めるよ」というつもりで、少し落ち着くまで「うんうん」ときいてあげます。
少し落ち着いてきたら「それは今できないんだ、ごめんね」と伝えてみます。
そうしたらまた、感情が乱れるかもしれませんが、「そうだね、その気持ちはわかるんだけどね」とまた受け止めます。
もちろん時間はかかりますが、そうやって根気よく付き合ってあげることも、ときには意味があるのではないでしょうか。
落ち着いたら、「お母さん(お父さん)はつきあってくれた」という経験が残ります。
それは貴重な経験になることでしょう。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
