コラム

2020.10.15
発達障害について

場面緘黙(ばめんかんもく)への対応

場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)のお子様は、コペルプラスにも時折いらっしゃいます。
場面緘黙症で典型的なのは、家庭では普通に言葉を話せるのに、幼稚園などでは話せないという症状です。
場面緘黙への対応の基本は「無理に話させる」のは、マイナスになる可能性が高いということです。
コペルプラスでも「無理せず対応する中で、自然と会話できるようになった」という、うれしいご報告をいただきます。
自分は話さなくても、その場にいて人の話を聞くことを楽しむのも、十分豊かなコミュニケーションです。
そのために実践してみた方法があります。
レッスンの最初に、保護者様も同席し、例えば前日の夕飯のことをたずねます。
先生は、あえてどちらに話しかけているのでもない雰囲気で、会話をなげかけます。
保護者様には事前にお願いし、無理に促さず、「昨日はハンバーグを作ったんです」など、自然な会話を続けてもらいます。
「○○君はたくさん食べたの?」とお子様のことも会話に登場させますが、「そうなんです、おかわりして食べたんです」「わー、おいしかったんだね!」と、笑顔で声をかけながら、また自然な会話を続けます。
「ほら言いなさい」と無理に促すことはせず、むしろお子様が話していないことが不自然ではない雰囲気で、3人で楽しく会話を行います。
お子様は心の中で、「お母さん、私がたくさん食べたことを先生に話してくれた」「先生がほめてくれた」と思っているかもしれません。
「ハンバーグだけじゃなくて、野菜も食べたって言いたいな」と思っているかもしれません。
それが自然と口をついて出ることが、会話を楽しむことではないでしょうか。
「自分は話すのが上手じゃない」とマイナスのイメージを育てず、大人ができるサポートを考えたいと思います。



​​​​​​​執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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