2021.04.15
幼児期の発達
「わがまま」をおさえる - 2
「わがまま」をおさえるために、必要なことは何でしょうか?
子どもの周囲へのかかわり方は、発達の時期により変化します。
赤ちゃんは、「自分」という存在を知ることからです。
体を確かめるような行動から、徐々に身近な大人の存在を認めるようになっていきます。
欲求に素直に、お腹がすいたら泣き、眠たくなったら泣き。
それが、大人の反応を確かめるような表情が出てきて、人見知りは特別な存在を認識していることですね。
できることを増やし、「自分で!」という自律を経て、周囲へ積極的にかかわる時期へ移行していきます。
でも、まだまだ自分が中心です。
赤ちゃんからまだ数年ですから、考えたら当り前です。
この時期には、自分の欲求を強く通そうとするものです。
そこからさらに成長し、「自分」と「相手」にはそれぞれの心があることを知り、相手を尊重できる社会性を身に着けていきます。
このような段階を、ステップとして踏むことが大切です。
まずは自己の欲求が認められ、尊重される経験をたくさん重ね、相手に合わせる力につながっていくのです。
幼児期の「わがまま」は性格というより、「発達の段階」です。
「わがままを正さないともっとひどいことになる」と大人は考えがちですが、それは違います。
子どもの成長する姿をよく観察し、認め、次へつなげるための小さなサポートを重ねることです。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
