コラム

2022.05.15
幼児期の発達

発達障害の子どものトイレトレーニング②

トイレトレーニングを進める時、発達障害の子どもで気を付けたいことを考えます。
まず言葉のコミュニケーションが苦手な場合、言葉で伝えるよう要求すると、慣れないトイレトレーニングにさらに負荷をかけることになってしまいます。
言葉以外で伝える方法として、おむつを替える前にポンポンと2回お子様の股のあたりを軽く叩き「出た?」の楽しいサインにするのはどうでしょう。
これを「おしっこ(出そう)」のサインに使います。
いざトイレトレーニングを始めてからだと焦ってしまうので、事前に少し時間をかけてサインが定着してから、と考えると良いですね。

感覚の偏りも影響します。
例えば、これまでお尻がおむつで覆われた状態で排泄していたのが、お尻が解放されることで感覚的な不安を感じるかもしれません。
トイレという狭い空間の苦手や、便座では足が床につかない不安定さもありえます。
「いつもと違う」ことによる不安は、考えてみると色々とあります。

「なかなか進まないな、嫌がるな」という場合は、急がずスモールステップを工夫しましょう。
最初はトイレに一緒に入ることから。
可能なら親が排泄する様子を見せると良いですね。
見ることで慣れていきます。

次は、おむつをつけて便座の蓋は閉じたまま座るだけ。
「座ってみる?」くらいが良いです。
座ることに慣れたら蓋をあげて座ってみる。
急がずおむつはつけたままでOKです。
そのようにして、少しずつ「トイレに座って排泄」に近づけていきます。
どこに不安があるのかな?という視点でステップを工夫しましょう。

そして最後に、これはどんな子どもにも共通しますが、失敗しても絶対に叱らないことです。
排泄の問題は非常に感覚的なことで、意識でコントロールするのは難しいです。
マイナス意識にならないよう気を付けながら、成功体験を重ねゴールを目指しましょう!



​​​​​​​執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

無料体験レッスン お問い合わせ / 資料請求