わたしの教室の感動ストーリー

藤が丘教室
野澤裕子

「おかあさん、マークかけたよ」


我が家の次男、真秀(まほろ)は4歳。2歳ごろまでおしゃべりができず、発達相談にも通っていましたが、徐々に言葉も出てきて安心して過ごしていました。年少児の3歳ごろは特に気になるところもなく過ごしていましたが、年中になって少しずつ、「あれ?」と思うことが目に付くようになりました。年中になり、ひらがなを覚え始めたクラスメイトから「まほろくんだいすき」といったようなちょっとした“おてがみ”をもらうことが増え、「あれ、そういえばまほろは全然字に興味がないな」と気づきました。後にASD傾向ありと言われる長男は年少ですらすら書けていたことも思い出しました。そういえばまほろは体操教室でもすぐだらだらして並べなかったり、先生の言うことをあまり聞いてない様子だったりと、「もしかして」という行動が気になるようになりました。

そこでまずは保育園に相談。「まだ様子見でも」とのことでしたが、「気になるので療育センターへ行ってきます」と地域の療育センターへ行くことにしました。私の初動が早かったのは、実は我が家は長男もASD傾向ありだったからです。長男のときはなかなか私の方が「ASD傾向あり」ということを受容できず、結局療育を開始したのが年長になり「もっと早くスタートしていれば」という後悔があったからです。

療育センターへ行き検査をしてもらうと同時に、かかりつけの発達に詳しい小児科にも相談し、ADHD傾向ありということで受給者証を取得※。そして児童発達支援の事業所は保活並みになかなか入れないと知っていたため通える範囲で事業所探しをしました。

※名古屋市は(疑)でも受給者証が発行していただけます。

そこで偶然見つけたのが、2020年に開所したばかりという藤が丘教室でした。我が家は共働き、かつ夫が塾の先生で仕事柄朝が遅めの出勤のため、平日夫が出勤前に連れていける午前中の療育を探していました。藤が丘教室は園からも家からも無理なく通える範囲で「まさに私たちのための教室!」とうれしくなりました。

通い始めのころは、絵に描いたように警戒心丸出しのまほろ。先生から話しかけられても無言で、周りの様子をうかがう様子が見られましたが、それでも、1カ月もしないうちに、本人から「きょうはコペルいく?」と聞いてくるように。「行くよ」というと「やったー!」と喜ぶ様子が見られるようになりました。本人は「療育を受けている」という自覚はなく、「遊んで褒めてくれるところ」と思っているのだと思いますが、今はそれで十分だと思っています。それにときどき、コペルを頑張ったごほうびにお父さんからジュースも買ってもらえますし(笑)。

コペルのいいところは個別療育ならではの、その子に合わせたレッスン内容はもちろんですが、とにかく親でも気づかないような細かいところにも先生方が気づいてほめてくださるところです。「もしかして、私は天才を生んだのでは」と勘違いしそうなほど!(笑)

発達の気になる子は急かされたり、注意されたり、他の子と比べてできない部分が目立つため、「褒められる」ということが、定型発達の子とくらべ少ないため、自己肯定感が下がりやすい、と長男の育児を経て知っていました。だから私もなるべく褒めて育てる、と思ってはいるものの……つい焦りから「こうしないとダメでしょ」「ご飯の途中で立たないで!」などと怒ってしまうこともしばしば。コペルに来ると、褒め方の勉強にもなりますし「そうだった、もっと褒めなければ」と気づかされ、親である私の方も勉強になると感じます。

そんなある日、コペルに通って2カ月ほどたったころでしょうか。まったく文字に興味がなく、本人も文字が書けないというこを自覚しており、クラスメイトからおてがみをもらうたびにコンプレックスからか「おれはおてがみへんじかけない。おれできないもん」とかたくなに文字を書こうとしなかったまほろが、「おかあさん、おれマークかく!」と言い始めました。マーク?と思ってらくがき帳とクレヨンを渡しました。すると、しばらくすると「おかあさん、マークかけたよ!」そう言って見せられた紙には、まだ線はおぼつかないものの、「まほろ」と名前を書いていたのです!

マーク=ひらがなだと気づき、「マークじゃなくてひらがな」、などと訂正するのもわすれ「そうだね、まほちゃん、マーク、書けたね!!ばんざーい!」と大喜びしました。そのときの私の喜ぶ顔をみて、満足そうにほほ笑むまほろの顔は一生忘れないでしょう。今では園に持っていくポケットティッシュに「まほろ」と書くのがまほろの役目です。

落ち着きのなさなど、まだ気になる点はあるものの、定型発達の子でも、一気に何もかもできるようになるわけではありません。就学まで、あと2年あります。いそがず、あせらず、まほろのペースでコペルの先生方と二人三脚で一歩ずつ成長していけたらと思っています。

 

無料体験レッスン お問い合わせ / 資料請求