2024.12.05
宿題をなかなかせずダラダラ…早く終わらせる方法はある?
子どもが宿題になかなか取り組まずダラダラしている様子に、頭を抱える保護者様は多いのではないでしょうか。
「早くやりなさい!」と注意しても効果がないどころか、反抗的な態度を取られることも…。
では、どうすれば子どもが自分から宿題に取り組むようになるのでしょうか?
今回は、子どもが主体的に動けるようになるためのサポート方法をご紹介します。
【なぜ宿題が進まないのか?】
まず、子どもがダラダラしてしまう理由を考えてみましょう。①宿題の意義がわからない
「なぜやるのか」という目的が理解できていない場合、宿題がただの面倒な作業になってしまいます。②取り組み方がわからない
宿題の量や難易度が高く、どこから手を付けてよいかわからず、手をつける前に気持ちが萎えてしまうことがあります。③集中が続かない
注意力が散漫になりやすい子どもは、環境や自身の特性の影響で宿題に集中できないことがあります。④他にやりたいことがある
おもちゃやテレビ、ゲームなど、楽しいことに気を取られてしまい、宿題が後回しになることもあります。【子どもが主体的に取り組めるようになるためのサポート】
子どもが自分から宿題を進めるためには、環境や声かけの工夫が必要です。以下のポイントを実践してみましょう。
1. 「見通し」を立てるサポート
宿題に取りかかる前に、「どれだけの量があるのか」「どのくらい時間がかかるのか」を把握させることが大切です。子どもと一緒に、以下のようなステップを踏みましょう。
・宿題の内容をリスト化する
例:「算数のプリント」「漢字ドリル2ページ」など具体的に書き出します。
・所要時間を予測する
子どもに「これには何分くらいかかりそう?」と問いかけ、見積もりを立ててもらいます。
・小分けにする
量が多いと感じる宿題は、「まずはこの1ページをやってみよう」と区切りをつけることで、心理的負担を減らせます。
2. 環境を整える
集中できる環境を作ることも重要です。・誘惑を減らす
テレビやゲームなどの気が散る要素を取り除き、静かな環境を整えます。
・集中できる空間を用意する
子どもが集中できる机や椅子の高さ、照明の明るさにも配慮しましょう。
3.「アイメッセージ」で声をかける
「早くやりなさい!」という命令口調ではなく、「アイメッセージ」を使った伝え方を心がけましょう。アイメッセージとは、自分の気持ちや考えを主体にして伝える方法です。
例) ×「(あなたは)なんでいつも宿題を後回しにするの?」
〇「(ママは)宿題を早く終わらせてくれると、安心できるな」
こうすることで、子どもが責められていると感じることなく、自発的な行動を促すことができます。
アイメッセージについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
4. 小さな成功体験を積ませる
宿題をやり遂げることが、楽しいと思えるようにすることも重要です。・タイマーを使ってチャレンジ感を演出
「このプリントを10分で終わらせられるかな?」とゲーム感覚を取り入れてみましょう。
・達成感を味わわせる
宿題が終わったら、「最後までやりきったね、すごいね!」と努力を認める声かけをします。
・小さなご褒美の設定
「宿題が終わったら一緒におやつを食べようか」など、楽しみなことを提案すると、モチベーションが高まります。
5. 子どもの特性を理解する
もし注意力や集中力が極端に続かない場合、発達特性が関係している可能性もあります。その場合は、以下の方法を取り入れると効果的です。
・短い時間で区切る
集中力が切れる前に休憩を挟むと、効率的に取り組めます。
・専門家に相談する
日常生活全般で困り事が多い場合は、発達支援センターや児童発達支援スクールへの相談を検討しましょう。
まとめ
子どもが宿題をなかなか進めない背景には、取り組み方のわからなさや環境の影響、注意力の問題など、さまざまな要因があります。大切なのは、子どもが「やらされている」と感じるのではなく、「自分でやる」と意識を持てるようにサポートすることです。
見通しを立てさせ、小さな成功体験を積ませること、そして、声かけや環境作りを工夫することで、子どもが主体的に宿題に取り組めるようになってきます。
焦らず一歩ずつ、子どものペースに合わせたサポートを続けていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
