コペルという楽園を見つけたゆうちゃんの一年
次男のゆうちゃんは通室当時4歳になったばかりでしたが言葉が遅く、理解力がなく、語彙力が3歳児平均以下でした。
話せるのは単語だけで、7歳離れた長男を名前の最後の一文字の「と」と呼んでいました。
保育園では顔合わせのたびに、障害者用の療育学校に通った方がいいと言われ、親の私の方はメンタルがボロボロ、毎日泣いて過ごす日々でした。そこで2020年9月にサポーター付きの幼稚園を紹介され転園しました。理解ある保育士や担任のお陰で息子は、初めて幼稚園という場所に自分の居場所と楽しみを見つけました。
市役所等に相談をしてコペルを紹介され、その仲介役のケアマネの方がとても親切な方で心身ともに勇気を頂きました。初めてコペルの見学に行った時に、先生のレッスンの仕方に強い感動を受けました。
この教室に参加すれば間違いなく息子が成長すると同時に、私自身も何か違う視点で物事を考えることができるのではないか!と思い何の迷いもなく通室を決意。
コペルの指導法は決してその子を否定しないこと。今のその子の状態を全て受け入れ認めてあげると言う事。これまでの私は、そんな当たり前の事さえも忘れ考えることさえもできませんでした。
いくら親であっても子供に対する思いや考え方が、必ずしも正しいとは限らないと言う事を学び、先を急がずとにかく今の息子を認め、必ず褒めるということに日々努力しました。
子供が集中できる様に素早くひっくり返すフラッシュカードは魔法のカードでした。
小さな事でも、例えそれが求めていた回答や動作でなかったとしても、なんでも出来たことを先ずは褒めて認める。決して否定しない、怒らない指導法。
ゆうちゃんは褒められて伸びるタイプでした。褒められた事に喜びを感じて、彼の中で自信がついたことにより、今まで大人を頼って「できない、できない」と口にしていた事に、自ら取り組もうとしたり、「自分でやれる!」と口にしながら、物事に取り組む姿勢を身につける事ができました。
停滞期はもちろんあり、自我が強く周りの空気を読む事が難しい時期もありましたが、現在はその部分も段々改善されてきています。
保育園では理解されず孤立していた彼が、幼稚園で新しい自分を見つけ、そして辿り着いた楽園がコペル。「コペルに行きたい」、「コペルの先生好き」と口にしている事が何より息子にとって救いの場となり、心置きなく通える場所であると言う事は言うまでもありません。
大きな声を出したり、グズっているときも優しく息子に寄り添う姿は、親同等の目線で居て下さっている部分と同時に息子の心情にも寄り添って下さっている証拠。
最近では幼稚園でも段々仲良しの友達ができる様になったり、グループレッスンでコペルで一緒になった友達とさよならする時に、淋しくて泣いたり出来るまでに、人間関係の大切さや楽しさも、彼なりに習得できるようになりました。
通い始めて1年になり息子も5歳になりますが、今もなおコペルに携わるすべての先生方から学びそして考えさせることが日々あります。
今感じる事は、1年前の息子では想像もできなかったような成長を遂げ、こちらから発したことのない言葉がそのまま会話の中に取り入れられていることに日々驚かされています。
お友達との関わり方や優しい心を持つことの大切さをコペルの先生方を通じて学んでくれた気がします。
これまで理解力が低かった部分が1番大きかった悩みでしたが、ふと気づいたときにはそれがしっかりと単語になり、のちに文章となり、発する言葉の能力も日々向上しているのです。
今までお友達との関わりより大人を頼っていた息子が、今はお友達と共に楽しく関わることを覚え、徐々に友達関係を築いて行けていることに心から喜びを感じています。
先日、長男の名前の最後が『と』で終わるからかずっと「と」と呼ばれていた長男の運動会がありました。ゆうちゃんと「と」の応援を撮影している時です、「ねえ、お兄ちゃんどこにいるの?ぜんぜんみえないじゃん?」と息子が話かけてきました。こうした会話は日常的になり、休日は私と口喧嘩する位にまで語彙力も表現力も成長しています(笑)。
1年前の無口な息子とは別人のようですが、優しくゆうちゃんと遊んでくれる長男にも救われています。
コペルの先生方は「ちょっと待ってね」という言葉さえも使いません。
「まずこれをしてから、次にこれをしようね」と、必ず添えて生徒たちと会話している姿に、私は日々感動し先生方から学んでいます。そして生徒たち以外にも、その保護者に対しても絶対に否定はしない。「お母さんはいつも頑張っていますよ」と優しくお声掛けいただけることで、発達障害児を抱える親としては深い勇気を与えられた気持ちになります。
間違いなく言える事は、コペルに出会わなければ、コペルの先生方がいなければ今の私と息子はないという事です。
どんな姿であろうが決して否定をしないと言う指導法に、私は深く感銘を受けています。
毎日通う幼稚園では見つけられない視点・論点で息子と向き合って下さるので、知識も増えている気がします。
今後のゆうちゃんもコペルと共に歩み、成長していく姿を私は見届けていきたいと思います。
